乳がん(乳頭状腺管がん) 硬がん 病期 手術当時は ステージU 今は ステージW
しこり 3cm リンパ転移 8ヶ所
ホルモンレセプター エストロゲン(卵胞ホルモン) +
プロゲステロン(黄体ホルモン) +
HER2 「0」
1998年5月 左乳房切除 (胸筋温存乳房切断術)
2000年8月 骨転移 ・・・・ 溶骨性 (硬化性ではなかった)
右上腕部、背骨の2箇所、左骨盤(その中で坐骨と大腿骨の骨頭)
腫瘍マーカー
CEA 2000年8月 「138」 まで 上昇
2000年12月 「87」 2001年4月 「78」 になったため、
経口抗がん剤の服用しばらく続ける
2001年7月 CEA「215」 8月「207」 もう少し様子を見ることに。
骨シンチ、エコー、CTなどでは転移などは確認できず・・・
10月 CEA「359」 NCC439「10.9」 CA15-3「37」
12月 CEA「648」 CA15-3「143」
2002年2月 CEA「777」 CA15-3「167」
いずれも値は高いので 進行している可能性は捨て切れない
婦人科受診で調べた腫瘍マーカー
2001年8月 CA9-9 「50」 CA125 「409」で MRI検査
しかし、原因がつかめず・・・
今までの治療
ホルモン療法 抗エストロゲン剤(エマルック) 2年半服用
1998年6月〜 放射線(25回 途中中断あり)
1998年8月〜 抗がん剤 CAF 3クール(点滴6回)×3回
2000年8月〜 経口抗がん剤服用
黄体ホルモン ヒスロンH(MPA)+サイクロフォスファマイド(CPA)
+フルツロン(5’DFUR) を 18クール終了(2001年 9月)
2001年10月 私の希望で 経口抗がん剤を 18クールで終了
10月末 検査結果が出るまで服用していたヒスロンHも終了
2001年11月 ホルモンの血液検査により、卵巣機能は閉経状態のため
アリミデックスを朝1錠(1mg)を服用。2ヶ月マーカーの動きをみることに。
2002年1月8日 胸椎の圧迫骨折発覚。
昨年11月より続いていた腰痛の原因はどうやら これだったらしい。
コルセット着用開始。痛み止めロキソニン日に3回。
1月12日 なぜかわき腹付近の痛みが ひどかったため、緊急入院。
痛み止め・・・ ロキソニンを日に3回。寝る前にボルタレン座薬で落ち着く。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
〜〜 2002年1月12日緊急入院後のカンファレンスルームでのお話 〜〜

腫瘍マーカー・・・CEAが2001年末は「648」 CA15-3 年末「143」
「病状は進行していると思われるが、肝臓にも肺にもこれというものは
今のところない。細胞単位での転移はあるかもしれないが
ほんとうのところ わかりえない」
CEAの急激な上昇は停滞気味(11月は625)なのでアリミデックスで抑え られている可能性もあるが、もう少し経過を追わなければならない。
血液検査・・・高カルシウム血症ではなかった。(入院時は疑いがあった)
骨シンチ・・・以前より 胸椎、腰椎、左大腿骨頭、右上腕、骨盤に転移。
今回の結果、それほどはっきりではないが、
胸椎、腰椎は若干進行しているようである。
CT・・・やはり胸椎は溶け出していることがわかる。「溶骨性」の骨転移。
MRI・・・胸椎10番目に圧迫骨折。骨も溶けている感じが写っている。
少し背中側にずれている。現在 この骨折で恐いのは、胸、腰椎の後に 通っている脊髄が圧迫され、下肢が麻痺を起こすことがあるということ。
現在は圧迫の所見はないが、もし、しびれ、麻痺が起こったら 手術をす ることになる。
治験について・・・溶骨性変化につかう薬(ビスフォスフォネート)があるが、 これはまだ治験の段階。保険が通っていない。治験グループに入ったら、 使うグループになるか使わないグループになるかわからない。
高カルシウム血症や、痛みが多くなってきたときは治験を終了して、
ビスフォスフォネートを使ったり、放射線治療をしたりすることもできる。
治験の利点・・・研究に参加し、今後 同じ病気の人の役に立つ。
その間の治療費は 治験グループもち。
治験はいつでも中止できる。
治療方針のひとつとして、アリミデックスは続けて、タキソールも開始するの がいいと思う
(アリミデックスの様子をあと1ヶ月みてからタキソールというのもひとつ・・・)
ゆっくり考えて決めてください・・・
。。。。。。。。。。。。。。。と 入院担当の先生が記録してくれました。
★ 私が出した答えが 下記の 現在の治療です!!★
↓
2002年1月〜5月の治療
1月30日より タキソール投与開始 (3週投与1週休薬 を 4クール予定)
1−1 白血球は 4000台
当日は体が熱くて眠たい(けど平熱)。息が熱いので咳がでる。
不快なだるさではなく 心地よく 酔っ払った感じ。
甘いものが食べたい。(肝臓の働きによるらしい)
2日目もだるい感じだけど、特に副作用は感じなかった。
3日目、4日目 なぜか倦怠感と食欲不振。情緒不安定になる。ブルー。
5日目より 復活した感じにはなるが 浮沈みがある。
(・・・風邪の兆候もあったみたい。微熱あり)
1−2 2月6日 朝の採血の結果 タキソール2回目の点滴。
肝機能 少し高い数値があるため 肝臓のための薬を点滴と併用。
白血球は3500
今までどおり アリミデックスを朝1錠(1mg)を服用。 コルセット着用
ロキソニンを日に3回。胃薬と一緒に。
寝る前(23時)にボルタレン座薬(25mg)
朝のムカムカが強いため 胃薬ガスターを寝る時と朝起き掛けに飲む。
最近 咳がすごく出るため 咳止めメジコン錠 毎食後。
咳止めは 濃厚ブロチン液 に 変更。
1−3保留(治験のみ) タキソール3回目の点滴は
バレンタインデーの予定だった。が・・・
当日の採血の結果、白血球2100 肝機能のデータが悪かったため投与延期。
治験薬だけを投与開始(第一回目)
特に副作用はない。
1−3 2月21日 タキソール3回目の点滴
肝機能があまり良くない。肝臓のための薬を点滴と併用。
タキソールの量を 少なくして投与
白血球は2400
タキソール 1クール終了
2002年2月22日 退院!!
以後 通院で3投1休で タキソール投与、月1回 治験薬 ビスフフォスフォネート
4月19日検査三昧の日。 CEAが若干下がっている! 777から709へ。
骨シンチ・・・5月10日 結果 変化はそれほど見られないが胸椎は
多少 集積が広がっているかもしれない。
腹部エコー・・・結果 肝臓の転移などはみられない。
胸部CT・・・肺のちらちらしたものは 消えてきている。
よって、タキソール4クールの予定だったが、投薬は続行する方がいいだろう。
この間 4月29日 早朝9度6分の高熱で 救急外来を受診。
点滴を受けて薬をもらって 平熱になる。はやりの風邪らしい。
翌日も福田Drの受診で 報告。白血球は多くも少なくもないらしい。
タキソールは4クール終了したが 肺に効果があったようで 投与続行。
複雑な心境なのである〜。
現在(2002年6月)の治療
タキソール 5-1 治験5回目 まで 終了。
副作用は 3日目あたりから 薬がたまった感じでだるい。
情緒不安定になるときがある。泣きたくなる。
一人だと 食事も面倒くさい!でも 薬飲むから食べなきゃっていう感じ。
こんなに食いしん坊の私が・・・嫌になっちゃうわ(笑)
おまけに 膀胱炎のような症状で おしっこに勢いがない。
足のしびれが多少ある。タキソの副作用らしい。
次の治療 
タキソール 5-2は 6月14日予定
当日の採血の結果、白血球の値と肝機能の値によって投与。
しばらく通院で治療を継続する。
8月に骨シンチ、CT、超音波など検査を予約した。
骨の痛みが多く出てきたり、高カルシウム血症になったら 治験を終了し
適切な治療を受けるつもりです。
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