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| ♪ SONOEのレッスン方法 ♪ |
ＶＯＩＣＥ ＴＲＡＩＮＩＮＧ Ｖｏｌ. 1
なぜ ボイストレーニングが必要なの？
のどをこわさず、疲れないで 声が出せることを覚えれば 動きながら歌っても
長時間歌い続けても 声がかれたり 痛くなったり しなくなります。
楽器の場合は 故障したら修理をしたり、買いかえれば良いかもしれませんが
人間の“のど”の場合は そうはいきません。
また 声を出す仕組みを知らずに 必死に練習すると 本当にのどを痛めてしまう
ことになりかねません。 そこで 練習すべき道のりを理解する必要があります。
声のしくみを 理解した上で 無理をせず あせらずに 少しずつ・・・
自分の声の可能性を 広げていきましょう！！
声の種類について
まず 声の種類を知りましょう！
大きく分けると ● 地声 普段 一般に使っている声
● うら声 空気を含んだ優しい声
ボイストレーニングは 基本的に 地声でおこないます。
しかし まず 自分で 違いを理解しましょう！！
自分で声を出してみてください。普通にしゃべって 大声でしゃべって・・・地声を意識してください。
次に、裏声。高い声を優しく空気をたくさん出しながら声を出してみてください。
違いはわかりましたか？？裏声は声帯の隙間から 空気がしゅーしゅーもれる感じです。
出したい音にたどり着くのに 少し時間が（瞬間的ですが）かかります。
だからボイストレーニングには 「地声」が適しています！！
大切な呼吸法
これが理解できれば 必ず あなたの歌の可能性は広がっていきます。
かといって そう簡単に 短時間で・・というのには無理があります。
例として 前屈で手が床につかない人が いきなりつけようとしても どこかの筋を
痛めてしまうだけですよね。少しずつ の積み重ねでマスターしていくことが
大切です。あせらず 確実に 身に付けていきましょうね！
2種類の呼吸法
● 胸式呼吸（胸でする呼吸） ● 腹式呼吸 （お腹でする呼吸）
↓
違いを 理解しましょう！！（大切です！！）
ラジオ体操の深呼吸 ・・・・①・・・・ 寝ているときの呼吸
肩が上がる ・・・・②・・・・ 肩は上がらない
のどに力がかかる ・・・・③・・・・ のどに力がかからない
吐く息のコントロールしにくい ・・・・・・・ しやすい
肺が横にふくれる ・・・・④・・・・ 肺が下側にもふくれる
声が安定しにくい ・・・・・・・・・ 声が安定しやすい
持続しにくい ・・・・・・・・・ 持続しやすい
変化をつけにくい ・・・・⑤・・・・ 変化をつけやすい
↓ ↓
歌う呼吸に適さない 歌う呼吸に適している
● のど（身体全体）の力が自然に抜けている
発声がスムーズにできて のどが痛まないので 長時間歌っていられる
● 胸式呼吸にくらべて 腹式呼吸のほうが 呼吸量が多い（個人差はあるが500ml程度）
ロングトーンが安定する
● 腹筋を使うので 声のコントロールや変化ができる
アクセント・ビブラートがつけられる
違いは理解できたかな？？？ わかるまでとことんやりましょう！（重要です！）
さあ、ステップアップです！そしてここが基本としては一番重要です！！
この部分はトレーニング次第でどんどん鍛えることが可能です。特に高い声を無理なく出すには
もっとも必要なトレーニングです！
レッスンでは違いを知るために 胸式呼吸の仕方も実際にやってみるのですが ここでは省きます
腹式呼吸を理解するのには あせることは禁物です。ゆっくりと毎日トレーニングしましょう！
まずは 姿勢を正し 鼻から息をゆっくり吸い込みます。その時に肩を上げると胸式呼吸に
なってしまうので 肩と腕は だらんとたらしていてください。
その時 お腹は風船になったつもり、息を吸うとふくれます。（最初はあまり動かないかもしれません）
ふくれたときは 横隔膜が下に下がっている状態。これ以上吸えないところまで吸ったら、
まずは声ではなく 空気をすーーーと少しずつ出してみてください。お腹の風船はしぼんでいきます。
めいっぱいしぼんでから また吸い込み、これを繰り返します。
このトレーニングは 立っていても、座っていても、寝ていても どこでもできるトレーニングです。
安眠にも効果がありますが 多少酸欠状態になるので、起き上がるときなどは ゆっくりと行動を！
いかがですか？あなたは腹式呼吸で呼吸がちゃんとできましたか？
腹式呼吸は 健康にも良いですし、術前にトレーニングすると 効果的です。
（術後に タンを出したりするのに 良いそうです）
さあ、あなたも 腹式呼吸で 楽しく歌いましょう！！